国立天文台


           アインシュタイン塔の写真 三鷹市大沢2‐21‐1
0422‐34‐3600

 構内では常に精密な測定・観測が行われているため、今までは一般公開されていなかったが、2000年の夏から一般向け見学コースが設けられ、一部をのぞいて私たち一般人にも神秘の扉は開かれた。公開施設は、歴史的な建築物を中心に約1時間弱で見学することができる。

 まずは受付でワッペンをもらい、いよいよ出発だ。かつての武蔵野の面影を色濃く残す雑木林に囲まれた敷地内は、高台にあることも手伝ってか、門の外の空気とはひと味違う気がする。点在する建物は、それぞれに個性があり、現役だった頃の空気をまとい続けてどれも違った存在感を放っていて興味がつきない。

最も古い施設、第一赤道儀

 最も古い大正10年建築の太陽黒点スケッチの観測用『第一赤道儀室』、2001年4月中旬に歴史館となってリニューアルオープンした、かつて土星の衛星・星の位置観測に使われた『大赤道儀室』、凝った造りで建物全体が望遠鏡になっている『太陽分光写真儀室(通称アインシュタイン塔)』、最新の天文学に関する展示を行う展示室。それらを巡っていくうちに、天文学の奥深い世界に引き込まれていく。

 「星座は目で見るもの、星雲は望遠鏡で見るものなんですよ」(広報普及室・小野智子さん)。毎月2回開催されている天体観望会で、ぜひ一度じっくり星雲を見てみたい。
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