多磨霊園
府中市多磨町4‐628
042‐365‐2079
大正12年に開設された我が国初の公園的風景を取り入れた墓地。約39万坪の広大な敷地の墓所面積を半分以下に抑え緑地を確保した霊園は、散策にも適している。
「歩いていると鳥の鳴き声が聞こえるでしょう。ここには、ウグイス、シジュウカラ、ジョウビタキ、メジロ、ホオジロ、たくさん鳥がいるの。探してご覧なさい」と話してくれたのは、霊園を清掃している河内さん。確かに歩いていると、様々な鳥のさえずりが聞こえてくる。鳴き声のする方に行くと、ほら、街では見かけることのできない鳥が歩いている。梅や桜もいいけれど、鳥を探しながら散策するのもいいかもしれない。
もちろん多磨霊園の植物も見応え十分だ。霊園の中央を走るバス通りのヤマザクラ、しだれ桜並木のシダレザクラ、その他サトザクラ、ソメイヨシノなど、ここ多磨霊園の桜は約1600本にのぼる。また、墓地内に植えてある梅などの植物もバラエティ豊かだ。それに、作家の三島由紀夫や歌人の北原白秋など著名人の墓や、その像も多い。それら全てを、広い霊園内で見つけることができるだろうか?
さて、多磨霊園の正門から入って左手に行くと浅間山公園に着くが、ここで見つけられるのはムサシノキスゲ。このムサシノキスゲは、ニッコウキスゲが低所の乾燥した地に下りた変種で黄色の花が咲く。今は少なくなったが、浅間山公園では見ることができる。
浅間山公園を越えて路地に入ると、慈恵院の犬猫霊園を見つけることができる。「うちには庭がなかったから、墓も作れて供養もできてよかった」と愛犬の墓を訪れた人が語ってくれた。