東京スタジアム〜調布飛行場


調布市西町376‐3
0424‐40‐0550

 調布の新名所といえば、東京スタジアム。FC東京、東京ヴェルディ1969のホームグラウンドとなるほか、2002年ワールドカップサッカーの公認キャンプ候補地にも決まり、飛田給はスポーツのメッカとなっていきそうだ。
 5万人収容の日本有数のこのスタジアム。柱を一本も使わない吊り屋根構造と、計算された勾配のため、スタンドのどの位置からもフィールド全体が見渡せ、臨場感あふれるプレイが堪能できる。もちろんサッカーのみならず、ラグビーやアメフト、ライブコンサート、フリーマーケットやバイクの見本市など、さまざまな催しが企画されている。
 そもそもスタジアムのある地点は東京オリンピックのおり、アベベや円谷が走ったマラソンの折り返し点の真ん前。米軍跡地をさまざまな市民スポーツの施設として使ってきた地点でもある。

 そのすぐ裏が調布飛行場。戦争中、首都防衛の重要な拠点としてつくられ、特攻隊もここから前線へ飛び立ったという。戦後アメリカ軍に接収され、返還後、現在は東京と伊豆七島を結ぶ唯一の空の道として重要な役割を果たしてきた。新島や三宅島に物資を運んだのも、みんなこの空港からだ。戦時中も重要な拠点で、そのため調布飛行場周辺は過酷な空襲の被害を受けた。
 飛行場の少し先、三鷹市へ入った大沢の丘の上には、戦時の名残りである対空高射砲の跡が、保育園〈椎の木子供の家〉の敷地内に残っている。
 世界中の人々を結ぶスポーツの和。戦争の傷跡を今なお残すこの地に、それが広がることの意味は大きい。