ホーム | 今月の誌面から | さんぽみち | 加盟店ガイド | 地域リンク | イベント情報 | バックナンバー | 編集室 | 調布画廊

特集・提言。21世紀、どんな街に住みたいですか

まずはこの方たちに聞いてみました


●三鷹市長 安田養次郎さん
 心がかよう協働のまちづくりをめざして
 三鷹市では、1999年から2001年にかけて、まさに世紀をまたいだプロジェクトとして、基本構想・基本計画の策定に伴う市民参加を行って来ました。「みたか市民プラン21会議」での取り組みは、従来の市民参加手法とは大きく異なった、思い切ったものになりました。特に、市が素案を提示する前の白紙からの参加であること、市民の皆さんが自主的に運営するNPO的な市民参加組織であること、そして、市民21会議の皆さんと三鷹市とが「パートナーシップ協定」を締結し、最初に双方の役割と責務を明確にして参加組織を立ち上げるという手法もまた、先行例のないユニークなものです。市民の皆さんの熱意が込められた数々の提言によって、新たな構想・計画はより良いものになりました。
 三鷹市のこの取り組みのように、これから望まれている「まち」は、協働によって形作られるまちだと、私は考えています。計画策定のプロセスに加えて、事業実施や評価、見直しなど全ての段階で、自治体と市民の皆さん、事業者、NPOなど、まちに関わる全ての人々の協働が重要です。そして何よりも、このような参加には参加する人々との人的なネットワークが醸し出す、面白さや楽しさを共有できるという、何ものにも代え難い価値が含まれています。三鷹市ではこれからも市民の皆さんとの協働の領域をより拡大し、共に創るまちという理念を現実のものにして行こうと思っています。

●調布市長 吉尾勝征さん
 今世紀の主役となる子どもたちを大切に
 二〇〇二年が明けた、今世紀の基礎を築く大事な年である。長年の悲願である京王線の連続立体交差事業が、ようやく地下方式で事業化できるまでにこぎつけた。仙川や飛田給のまちが大きく変貌を遂げる中、いよいよ魅力ある中心市街地づくりに着手する。鉄道の立体化、この機を促えて道路や駅前広場を整備しなければ、将来に大いに禍根を残す。
 分権時代にあっては、商業振興などまちの自立を支える経済基盤の確立も必要だ。そのうえで、安心の市民生活を保つために、やるべきことは山ほどある。限られた財源をどう有効活用するか悩みは尽きない。
 なかでも、とても気になっているのが少子化に象徴される子どもの問題だ。オギャーと泣いて誕生する子どもだが、成長するにしたがって笑顔が輝きを放つ。その姿に、大人たちは、勇気づけられ、元気づけられてきた。「みんながつくる・笑顔輝くまち調布」が、今世紀初頭のまちの将来像である。屈託のない笑顔、心が洗われるような笑顔、子どもの笑顔ほど素晴らしいものはない。
 ともすれば、福祉、教育の縦割りで子どもを見てしまいがちだが、その壁を取り払い、子どもの視点から施策の再点検を行っている。地域でも、みんなで子どもの健やかな成長を見守るしくみづくりが始まった。
 今世紀のまちの主役となる子どもたち、何よりも大切にする。そんな一年としたい。

●狛江市長 矢野ゆたかさん
 小さくても輝きのある街を市民と一緒に
 新年おめでとうございます。良いお年をお迎えでしょうか。
 昨年は、長年の懸案だった狛江駅北口への交番設置や商工会館、痴呆性高齢者のグループホーム建設、岩戸児童センターでの子育て施策拡充など、実現に向けて大きな前進を図ることができました。これも関係者並びに市民の皆さんのご協力によるものと、心から感謝を申し上げます。
 今年は狛江のまちづくりにとって、新たなスタートの年でもあります。旧第四小学校跡地や東京都水道局の資材置場、狛江駅北口・南口双方にある市有地など、公共用地の活用方向を明らかにしていかなければなりません。これらに関連して中学校給食実施の際の施設整備、三つ目の福祉作業所や新中央図書館などの見通しも含めて、まちづくりの総合的な方針を定めたいと思います。厳しい財政状況のもとで財源の確保など、いろいろむずかしさもありますが、「狛江市まちづくり総合プラン」としてこれから一年余りかけながら、議会や市民の皆さんと一緒に、21世紀の狛江にふさわしい計画となるようがんばります。
 狛江は大きな自治体に囲まれた小さなまちですが、市民と行政がお互い良きパートナーとして、誰もが安心して住み続けられる狛江、小さくても輝きのあるまち狛江を、ともに築いていきたいと願っています。今年も市民の皆さんの、まちづくりへの積極的な参加とお力添えをいただけますようお願い申し上げます。

●府中市長 野口忠直さん
 市民が担い、参加し、実行するまちづくりを
 市民が主役≠アれは私が市長就任以来、市政運営の理念として内外に発信してきたキーワードです。
 これまで自治体行政は、市民の負託にこたえて公共サービスを提供し、市民は行政に依存するという構図でありました。しかし、地方分権の進展とともに、自治体の自主・自立権の確立が求められている今日、いまこそ地域のまちづくりは市民が自らの役割を率先して担い、参画し、実行するという機運を醸成し、これまでの「行政から市民へ」という流れを、共につくる「市民との協働」へと変えていかなければなりません。
 そこで私は、「ソフトパワーを重視したまちづくり」を提唱し、市民と職員の双方の知恵と能力を結集して「魅力ある府中のまち」をつくっていきたいと考えています。このため、@市民との協働によるパートナーシップの構築を図り、A幅広い情報提供により、市民と行政との情報の共有化を進め、市民のソフトパワー発揮の土台を強化し、B市民が公益活動への参加や協力を積極的に行えるよう、ボランティア精神の普及とボランティアとしての技術・技能の取得の場を拡大する、などの基盤整備を進めながら、真に「市民が主役」の市政を実現したいと思います。

●稲城市長 石川良一さん
 人と自然が調和したまち稲城をめざして
○水と緑を生かす
 稲城市は、多摩川はもちろんのこと三沢川や大丸用水も市内を網の目のように流れています。多摩丘陵も東京の中ではもっとも自然のまま残されています。市民が水や緑をゆったりと楽しめるまちをめざします。
○踏切ゼロのまち
 市内には京王線と南部線が走っています。平成22年度を目標に南武線高架事業によって、現存の15カ所の踏切をゼロにし、駅前も整備します。
○環境を大切にし美しい街並みのまち
 ゴミ問題では最終処分場のいらないまちを目指します。また地区計画を活用し住区ごとにカラーコーディネートされた美しい町並みを創ります。
○市民に分権のまち
 ニュータウンに消防団を全国で初めて創設し、自治意識を高め市民と行政の協働をめざします。また旧来の共同体とニュータウン等の新しい住民の良さを生かした、コミュニティーづくりに努めます。

次のページ-->