競馬場といえば、赤鉛筆を耳にはさんだ赤銅色のオジサンたちが血走った目をして集まっているところ――そんな想像をしていると、その予想は見事に裏切られてしまいます。緑にかこまれ、広く開けた空の下、博物館あり、ミニSLあり、アスレチック公園あり、日本庭園あり――。そしてもちろん、馬。競走馬ばかりではなく、ポニーの乗馬や、かわいいマスコット馬、馬車など、馬と自然とふんだんに触れあうことができ、たとえ競馬をしなくても、家族で一日中楽しめる――競馬場はそんな場所なんです。
■馬と自然とふれあおう!

入場料はたったの200円(競馬開催日以外は無料)。ファミリーでまる一日楽しめるところがこんな近くにあるとしたら、ぜひ一度は足を運んでみない手はありません。
初めての人は、まず競馬場に入って、コースの芝生の青さ、遠くの多摩丘陵の山並み、そして人の多さにびっくりすることでしょう。

コースには芝とダート(砂)の二種類があって、さらに内側には竹柵や土塁を配置した障害コースもあります。それらコースの内側は地下道で通じていて、馬場内遊園地やレストランもあり、内側からレースを楽しむこともできるのです。
競馬を観るにはゴール前が一番迫力があって、思わず興奮してしまうでしょう。また、第4コーナーを駆け抜けてゆく、力強いドッドッというひずめの音を体に感じるのもいいものです。
またパドックといって走る前に馬の調子を見る場所があり、専門的なことがわからない人でも、美しいサラブレットを間近かに見られる、またとないチャンスです。
なお、友人やファミリーと来て、はぐれたときの待ち合わせ場所には、パドック近くのトキノミノル像がわかりやすくて便利です。

ひと昔前の、ギャンブル狂のオジサン(オバサンも)ばかりのイメージはまったくありません。清潔で明るく、子ども連れでも安心して利用できるように施設が整っています。
芝生でお弁当を食べながら、ピクニック気分を味わうのもいいし、ミニSLやポニーにも乗れ、子どもが遊べる遊具なども揃っています。
年配の方には、パドックの裏にのんびりとくつろげる美しい純日本庭園もあり、どの世代でも楽しめるようになっています。
グッズ類もスターホースのぬいぐるみ、テレフォンカード、本、ビデオなど豊富にあって、子どもから大人まで買いたくなる物が揃っています。
(取材・鳥羽緩子)