FC東京、東京ヴェルディ1969のホームグラウンド東京スタジアム。2002年ワールドカップサッカーの公認キャンプ地にも決まり、スポーツのメッカとなっていきそうだ。スタジアムのある地点は東京オリンピックのおり、アベベや円谷が走ったマラソンの折り返し点の真ん前。米軍跡地を様々な市民スポーツの施設として使ってきたところでもある。そのすぐ裏が調布飛行場。東京と伊豆七島を結ぶ唯一の空の道として重要な役割を果たしてきた。新島や三宅島に物資を運んだのも、みんなこの空港からだ。戦時中も重要な拠点で、そのため調布市は過酷な空襲の被害を受けた。飛行場の少し先には、戦時の名残りである対空高射砲の跡が、椎の木子供の家の敷地内に残っている。
●深大寺界隈
1200年以上の古刹、深大寺。現在は本堂の瓦を吹き替え真っ最中。大師堂には河鍋暁斎の描いた龍などがあるほか、高山虚子像など、この寺ゆかりのものがたくさん見られる。山門前には「門前そば」や「多聞」といったそば処や、みやげもの屋が軒を並べ、そばに舌鼓を打つもよし、焼き物などを見るもよし。深大寺裏には都立神代植物園(有料)、「多聞」隣には水生植物園もあり、散策にはもってこいだ。そして深大寺界隈の新名所といえば、深大寺温泉〈ゆかり〉。2月号でも詳しく紹介したので多くは書かないが、深い自然のなかでのんびりできる仕上げの場所として、深大寺散策の折りにはぜひとも訪れたい。
●深大寺野草園
深大寺南町1‐25
0424‐98‐1464
調布散策の穴場として、深大寺野草園一帯をおすすめしたい。柏野小学校の裏手に通称かに山と呼ばれる小高い丘があり、夏はキャンプなどにもつかわれる。ほたる村があるのもここだ。そのふもとにあるのが深大寺野草園で、調布に自生している野草などの育成を行っている。中は意外と広く、小川が流れるなか、さまざまな野草を楽しむことができる。また野草園のすぐ近くに、カタクリの自生している場所があり、いまは貴重となってしまった野生のカタクリを見ることができる。この辺一帯はまだ田んぼの残るのんびりとしたところで、田園風景を楽しみながら祇園寺、虎狛神社などにも足をのばせる。
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