稲城には一風変わった名所が多いが、その極めつけが新東京百景にも選ばれた、ここ威光寺の〈弁天洞窟〉。受付で洞窟を見たい旨告げると(拝観料大人300円、小人200円)、竹の棒に刺した細いろうそくを渡される。洞窟のなかは本当に真っ暗。ろうそくの灯に目が慣れるまで、しばらく待ったほうがいい。目が暗闇に慣れてきたら、ゆっくり進もう。古代の古墳跡を掘り広げてつくったという洞窟は、思いのほか広い。細々と消えそうなろうそくを頼りに先へ進むと、やがて仏様が安置された厳かな場所に出る。なんとなくほっとしたのも束の間、右手奥になにやら鋭い視線…。そちらのほうへろうそくを向けると!! なんと青白い大蛇がこちらをにらんでいるではないか!ちなみに洞窟のなかにいる仏様は観音像、弘法大師、大黒天など12体ほど。それを守っている怖〜い白蛇が二匹。蛇二体には不心得者は慌てて逃げ出すほどの迫力がある。
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