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弁天洞窟


稲城市矢野口2411
042‐377‐6300


稲城には一風変わった名所が多いが、その極めつけがここ。新東京百景にも選ばれた、威光寺の〈弁天洞窟〉だ。受付で洞窟を見たい旨告げると(拝観料大人300円、小人200円)、竹の棒に刺した、誕生日のケーキに刺すような細いろうそくとマッチを渡される。ただそれだけ。拝観はご自由に、ということらしい。
境内奥にある洞窟の入り口でろうそくに火をつけたら、いざ洞窟のなかへ。
なかは本当に真っ暗。ろうそくの灯に目が慣れるまでしばらく待ったほうがいい。目が暗闇に慣れてきたら、ゆっくり進もう。
古代の古墳跡を掘り広げてつくったという洞窟は、中腰で歩かなければいけないほどだが、なかは思いのほか広い。細々と消えそうなろうそくを頼りに先へ進み、横穴に折れると仏様が安置された厳かな場所に出る。橋があり、正面に仏様が三体鎮座していらっしゃる。なんとなくほっとしたのも束の間、右手後方になにやら鋭い視線…。そちらのほうへろうそくを向けると!! なんと青白い大蛇がこちらをにらんでいるではないか!


洞窟のなかにいる仏様は観音像、弘法大師、大黒天など12体ほど。それを守っている怖〜い白蛇が二匹。蛇二体には不心得者は慌てて逃げ出すほどの迫力がある。
ちなみに、蛇が怖くなくても、仏様がどんなに優しく語りかけようとも、ろうそくが燃え尽きる前に洞窟を出るようにお勧めする。
本っ当に暗いんだから。

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