「いやぁ、わたしはどうもオタマジャクシが苦手で…」なんてのたまう人がいる。カエルの幼生が苦手というわけではなく、楽譜が読めない人が言う言葉だ。かく言う僕も苦手なひとりである。楽譜の四分音符「♪」がオタマジャクシに似ていることからそう言われるようになったのだろう。
しかし、まてよ。オタマジャクシがなぜオタマジャクシと言われるかといえば、オタマジャクシの形が、「玉杓子」によく似ているからだろう。みそ汁なんかをよそう、あの玉杓子である。「猫も杓子も」の、あの玉杓子である。ところでこの「玉杓子」、まさに形が四分音符そのものではないか。とすれば、「いやぁ、オタマジャクシが苦手で…」のオタマジャクシは、カエルの幼生のことではなくて、そのまた語源となった、あの玉杓子のことかいな。
しかしもういちど楽譜を見直してみる。五線譜は小川が流れているようだし、ト音記号やヘ音記号は水草のようにも見える。ところどころに小石のようなものもみえる。まさに、オタマジャクシが並んでいるようにしか見えないではないか。
やっぱり「いやぁ、オタマジャクシが苦手で…」のオタマジャクシは、カエルの子のことなのだろう。
振りだしにもどった今日の考察でした。
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